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K−1MAX 初の-63kg級大会

K−1MAX初めての63kg級大会、残念ながら地上波で観戦となった。

途中までTBSで見てたけれど、同じCMがラウンドごとに繰り返し繰り返し入るので、イライラして録画で見直すことに。


選手層の厚い階級だけあって、ベテランからK-1甲子園出身の若手まで、多彩なタレントが集まった。看板の一人だった石川直生を含め、これまでキックボクシングの第一線でやってきた選手ほど闘い方をK−1向けにコンバートし切れていない印象だった。そこに選手がどう立ち向かって、サバイヴしていくのか。今後の展開が楽しみになってきた。


残念だったのは、やはり番組づくりか。確かに地上派放送はしていなかったけれど、あそこまで「これまで日陰の存在だった」を連呼しなくてもいいんじゃないのかなあ。

これまでファイターたちがいい試合をし、ファンが支えて、後楽園ホールくらいならしっかり埋めているんだもの。私自身通い詰めているほどのファンというわけではないけれど、それでも正直あまり気分のいいものではなかった。


今回12試合が行われ、第1回のトーナメントに出場できるのは8人。番組中では、そこのところの過程がしっかり語られていなかった。今回は予選ではなく、あくまでも最初のトーナメント出場8選手の選定に向けたトライアウト的な意味あいだったはず。それを番組中でしっかり打ち出してくれれば、もっと緊張感も打ち出せたのでは。

カード編成や運営面でのフェアネスは、いくらアピールしても強調しすぎるということはないはず。視聴率や動員を考えればスターシステムは必要だけれど、TV局や主催者の作為が見えすぎてもやはり興醒めになってしまう。


ファイヤー原田VSキザエモンはキャラの対比がよかったし、フルラウンド流していたのも地上波向きと踏んでのことだろう。しかしそれも、やりすぎるとかえってアダになる。匙加減には充分注意していただきたいものだ。

山本真弘、武内“狂拳”裕二、大月晴明といった、これまでこの階級の第一線を張ってきた選手たちがことごとく崩れたが、彼らを次回、トーナメントに敗者復活枠を設けて中途半端に起用するのはかえってマイナスになりかねない。


この63kg級は国内の選手層が厚い分、これから新しいタレントが出現する可能性も十分あるカテゴリー。まずはトーナメントでどこまで勝負のシビアさを醸し出してくれるかどうかが心配であり、また楽しみでもあるところです。お願いしますよ。

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